こんにちは。nagi鍼灸院 院長の鎌田です。
毎年7月になると、患者さまから次のような声を多く聞くようになります。
- 「なんとなく胃が重い」
- 「冷たいものを摂るとすぐお腹を壊す」
- 「肌がくすんで、化粧ノリが悪い」
- 「食べていないのに顔がむくむ」
- 「寝ても疲れが取れない」
こうした不調は、単なる“夏バテ”では済まされないことも。
実は、これらの症状はすべて【胃腸の冷えと機能低下】からくるものであり、体調と美容のトラブルが同時に現れるサインでもあります。
今回は、「なぜ7月に胃腸の不調が増えるのか?」「美容との深い関係」「東洋医学から見た原因」そして「鍼灸で内側から整える方法」について、詳しく解説していきます。
目次
- 7月に胃腸の不調が増える理由
- 胃腸と美容の密接な関係
- 東洋医学から見た“脾胃”の働きとは
- 胃腸の不調が起こす4つの美容トラブル
- 鍼灸で整える「内臓バランスと美容」
- 当院の施術の特徴:根本から整える美容鍼
- 施術を受けたお客様の声
- 胃腸をいたわる7月のセルフケア習慣
- まとめ:内側から美しくなるために
1. なぜ7月に胃腸の不調が増えるのか?
夏特有の「冷え」と「湿気」
日本の7月は、梅雨の湿気と夏の暑さが入り混じる季節です。この気候が、私たちの胃腸に大きな負担をかけています。
- 冷たい飲み物やアイスで内臓が冷える
- 冷房による自律神経の乱れ
- 湿度による水分代謝の低下
- 暑さで体力が落ち、胃腸の消化力が落ちる
といった要因が重なり、胃腸は本来の働きを発揮できず、不調をきたしやすくなります。
2. 胃腸と美容の密接な関係
「胃腸の調子が悪いと、肌に出る」
これは東洋医学だけでなく、西洋医学的にも知られた事実です。
栄養が吸収されなければ、肌も栄養不足に
胃腸が弱ると、食べたものからうまく栄養を吸収できなくなります。その結果、
- 肌が乾燥する
- 顔色がくすむ
- ハリや弾力が失われる
といったトラブルが表面化します。
老廃物の排出が滞ると、むくみ・吹き出物に
さらに、腸内環境が悪化すると老廃物の排出がうまくいかず、体に「湿(余分な水分)」が溜まり、顔のむくみやニキビ・吹き出物が出やすくなります。
3. 東洋医学から見た“脾胃”の働きとは?
東洋医学では、胃腸機能全体を「脾(ひ)」と「胃(い)」という概念で捉えます。
- 脾(ひ):飲食物から気(エネルギー)を作り出す役割
- 胃(い):食べ物を受け入れ、消化する器官
「脾胃」が弱ると、体と心の両方に影響が
脾胃がうまく働かなくなると、
- 疲れやすい
- 集中力が落ちる
- 冷え・むくみ
- 消化不良・軟便・便秘
- 顔のたるみ・くすみ
といった不調が一気に現れるのが特徴です。
4. 胃腸の不調が起こす4つの美容トラブル
① 顔のむくみ
内臓が冷えて代謝が落ちると、水分代謝も低下。特に朝の顔のむくみは、胃腸のSOSサインです。
② 肌のくすみ・血色の悪さ
胃腸の弱り → 血の巡りが悪くなる → 肌の栄養不足
これが“くすみ肌”の原因になります。
③ ニキビ・吹き出物
腸内環境の悪化は、免疫力の低下と毒素の蓄積を引き起こし、肌荒れとして現れます。
④ たるみ・フェイスラインの崩れ
「脾は肌肉を司る」と言われ、脾胃が弱ると顔の筋肉にも栄養が届きづらくなり、たるみの原因となります。
5. 鍼灸で整える「内臓バランスと美容」
鍼灸は“内臓から整える美容法”
鍼灸では、脾胃を含む消化器系の経絡にアプローチすることで、以下のような変化を促します。
- 胃腸機能の改善
- 自律神経の調整
- 血流・水分代謝の向上
- 顔への血流UPによる肌の再生力UP
美容鍼だけではない「全身調整」の重要性
美容鍼は顔だけに鍼を打つイメージがありますが、当院では必ず体の状態から整えるアプローチを取ります。
特に「胃腸と美容はワンセット」と捉え、体の状態を診ながら全身と顔を同時にケアしていきます。
6. 当院の施術の特徴:根本から整える美容鍼
当院の美容鍼は、「今の悩み」を解消するだけでなく「再発させない体質改善」も視野に入れています。
施術の流れ
- カウンセリング:生活習慣・体調のヒアリング
- 東洋・西洋医学両方の観点的から体のチェック
- 胃腸に関わる経絡の調整
- 顔への美容鍼+頭皮調整
- お顔へヒト幹細胞美容液を塗布
美容だけでなく、施術後は「身体が軽くなった」「目がパッチリする」「眠りが深くなった」といった全身の変化を感じていただけます。
7. お客様の声
「顔のむくみが改善しただけでなく、お通じも毎日スッキリになりました!」(30代女性)
「毎年7月は胃の不調で憂うつでしたが、今年は鍼灸で乗り切れました。肌のトーンも明るくなり、メイクが楽しいです!」(40代女性)
8. 胃腸をいたわる7月のセルフケア習慣
施術と合わせて、日常生活でも胃腸にやさしい習慣を取り入れてみてください。
食事のポイント
- 冷たい飲み物は避け、常温〜温かいお茶に
- 発酵食品(味噌・納豆・ぬか漬け)を積極的に
- よく噛んで食べ、消化を助ける
生活習慣のポイント
- 入浴で内臓から温める(38〜40℃で15分)
- 朝に白湯を飲む
- 寝る1時間前はスマホを見ず、リラックス時間を
9. まとめ:胃腸から整えると“美しさ”は自然とついてくる
7月の体調不良は、放っておくと秋以降にまで不調を引きずります。
「なんとなく不調」「肌の調子が悪い」その原因は、胃腸の冷えかもしれません。
ぜひ、鍼灸で体の中から整えて、本来の美しさと健やかさを取り戻していきましょう。